この冬の寒い時期、ミミズ小屋の卵が孵化するのに時間がかかっているようだ。
そこで、この寒い時期での孵化実験をやろうと思っていた。
丁度、この1ヶ月間に回収した堆肥がウェットすぎたのでバルコニーに置いて少し乾燥させていたが、よく見るとその堆肥の中にたくさんの卵が見えた。
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バルコニーで乾燥させているウェット堆肥。 卵はたくさん見えるが赤ちゃんが見えない。やはりこの時期孵化に時間がかかるのだろう。 |
これは丁度いい。
ここに居る卵たちでを孵化実験をしてみよう。
春先に見つける卵は1〜2ヶ月で孵化するが、この時期の卵はかなり孵化まで時間がかかりそうだ。
孵化率も低いのだろうか?
実は、その辺のことが知りたくて、昨年も同じような実験をこの時期におこなったことがある。
ところが、その時の実験は観察小屋(瓶)が小さ過ぎて、内部乾燥のため実験失敗におわった。
今回はその辺のことを考慮に入れ、
この寒い時期の卵が孵化するまでの時間と孵化率をチェックしてみようと思う。
堆肥収穫は1ヶ月ごとにおこなっているので、上の容器に入っていた卵は産卵後1ヶ月ということにしよう。
ということで、今回は時期別に4つの観察小屋を用意した。
1)10個を入れて1ヶ月後(産卵後2ヶ月目)にチェックするもの
2)10個を入れて2ヶ月後(産卵後3ヶ月目)にチェックするもの
3)10個を入れて3ヶ月後(産卵後4ヶ月目)にチェックするもの
4)100個を入れて4ヶ月後(産卵後5ヶ月目)にチェックするもの
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少し長期になる3ヶ月と4ヶ月後にチェック予定のの観察小屋は蓋付きなので乾燥予防は問題ないだろう。 4ヶ月目のチェックする小屋(左端、卵を100個入れている)は、 早めに卵が孵化しても赤ちゃんが順調に育つように里芋を餌として入れておいた。 |
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色だけで判断するとこれらの卵はほとんど1ヶ月以内に孵化しそうな気がするのだが。 果して今回の結果はどう出るだろうか? |
今回の実験では、孵化までの期間と時期別の孵化率をみてみるが、昨年の失敗をふまえ、とくに乾燥予防には頭を使った。
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蓋が無い短期観察用の観察小屋では上にダンボールを2〜3重に重ねておいた。 |
また、卵を100個入れた観察小屋はこの実験が終わったらそのまま寿命実験に移行させようと思っている。
3月ごろまでにはかなりの卵が孵化するだろうと思っている。
100個の卵を入れた4ヶ月目(5月)にチェックをおこなう一番大きな観察小屋は、チェック時にはさすがにほとんど孵化しているだろうと予測される。
しかし、もし予想に反してこの時期でも孵化率があまりに低い時場合は、孵化していない卵を集めて5ヶ月目、6ヶ月目にもチェックしていくことにしよう。
一方、孵化した赤ちゃんがある程度揃ったと判断したら、その時からそのまま、成長実験、寿命実験に引き継いでいこうと思っている。
さて、どんな結果になるだろうか?