ボックス3段は餌を入れて約1ヶ月。 まだ餌成分も完全に食べられてはいない。 最初は、ミズアブ幼虫とともに里芋の茎らしきものが浮いてきた。 |
これらミズアブの幼虫はすべて生きていたが、そのまま畑に撒いておいた。 恐らくそこでは生きていけず、そのうち肥料と化すだろう。 |
そして、一度ミズアブの幼虫を掬ったあと、また、堆肥をかき混ぜると、ミズアブ幼虫がまた浮いてきた。
それらを掬った。そして同じように畑に撒いた。
2度目からは純粋にミズアブ幼虫だけが浮いてきた。 これらの操作を何回かおこなった。 もちろんすべての掬ったミズアブ幼虫は畑に撒いた。 |
数回同じ操作をおこなったが、毎回それなりの量のミズアブ幼虫が浮いてきた。
それでも、ミズアブ幼虫は一度に全部浮いてはこない。
そこで、しばらく手を休めた。
6時間くらい経ってみて見ると、またミズアブが浮いていた。
そして、ミミズ君の中の元気のいい輩は水の中が嫌だったのだろう。
そこで、浮いてきたミズアブを再度畑に撒いたあと、ミミズ君を可能なだけ集め、元のボックス3段小屋に戻した。
こんな感じで3〜400匹くらいのミミズ君を集めただろうか? 赤ちゃんや子供ミミズの中にはくたばっているものも多数いた。 集めたミミズは、元のボックス3段に新しい餌やココ繊維と共に戻しておいた。 |
さて、ここまでの操作で、ミミズ君とミズアブ幼虫の分別はどれくらい出来たのだろうか?
大雑把な印象では3/4以上のミズアブ幼虫は分別し得たように思う。
ミミズ君の方はこの時点では全く取り出す事は出来ないと思っていたが3〜400匹は分別出来たように思う。このみみずが全体の何割程度なのかは全く分からない。
しかし、私のイメージしていたミズアブ幼虫の分別はほとんどのミズアブ幼虫が浮かんできて、それらを全て分別出来て初めて可能になる。
それが出来たら、容器に入れた内容を水だけ濾して、あと残ったもの(堆肥+ココ繊維+ミミズ)をそのままボックス3号に戻すつもりだったのだ。
恐らく、この時点では、大きな容器の下に沈んだ堆肥の中には、まだかなりの数のミズアブ幼虫とミミズ君が混在している。
そして、その中では大人ミミズは元気だが、赤ちゃんや子供ミミズのかなりのものは、私の予想とは異なりくたばりかけている。
ということは、このまま何度も時間をかけてミズアブ幼虫のすべてが浮き上がるまで待っていたら、中にいる弱々しい赤ちゃんミミズや子供ミミズは全滅してしまいそうだ。
一方、今の状態で水だけ濾して、全内容をボックス3号に戻すのでは、多くのミズアブ幼虫がまたミミズ小屋に混入する事になり、全く意味がなくなってしまう。
残念ながら、昨夜考えたミミズ君とミズアブ幼虫の分別法はいいところまでいったのだが、最終的には失敗と言わざるを得ない。
それでも全体の3/4以上(?)のミズアブ幼虫を分別出来たので、最低の目的は達したと言っていいだろう。
さて、大きな容器に残された、大量の水と、水浸しの堆肥の中から浮いてこなかったミズアブ幼虫、さらに堆肥の中や水の中を泳いでいる(?)みみずくん。
戻す場所が無くなってしまった。
仕方ないので、全てをそのままポリバケツに移した。
このポリバケツには底付近に多数の排水用の穴が開けてあるので、水をどれだけ入れても心配ない。これまでは、雑草用コンポストとして冬瓜の蔓葉を詰め込んでいたのだが、容器の全内容をこのコンポストに移すと、下の写真の様に表面を堆肥が覆う形になった。
さて、どれくらいの数のミミズ君とミズアブの幼虫がこの中に入ったのだろうか? 水はどんどん排水用の穴から出て行った。 |
かなりの数のミミズ君やミズアブの幼虫がポリバケツの中に一緒に入ったと思われる。
しかし、この大型のポリバケツなら何とか住む場所を分けて共存してくれるのでは?と期待している。
ミズアブ幼虫が成虫になった場合、運良くこのポリバケツから出られたらそのまま生きていくだろう。
もし、成虫になっても外に出られなければ、このポリバケツの中でそのまま死んでしまう事になるかもしれない。
どちらにせよ、5ヶ月もしたらこのポリバケツにはミズアブ幼虫は居なくなり、ミミズ君たちの天下になっていると思うのだが。。。。