デストロイヤーの遅霜予防の不織布外し。マルチに包丁で切開を入れて種芋を植え付けるやり方はシンプルだが1月の種芋植え付けでは不適。

今日は、朝は寒かったが、天気は上々。
夕日もきれいだった。

さて、明日からは朝の気温も上昇するとのことで、デストロイヤーの畝で遅霜予防にかけていた不織布を外すことにした。

まず、昨年夏に収穫した芋を1月の下旬に植え付けをして苗が大きくなていた畝で、不織布を外し発芽率のチェックをしてみた。

第1菜園の畝では、大きめの芋を全て半切して、浅めに逆さ植えで植えていた。

1月の時点ではこんな感じで芽を出していた。

第1菜園のデストロイヤーの畝は小さい。
今年は全ての畝で、マルチに穴を開けるのではなく包丁で切れ込みを入れ、そこに芋を差し込んだ。
こうすると、マルチの小さな切れ端を片付けないでいいのと、日に当たっての緑化芋も出来にくいかもしれないと思ったのだ。

ここには20個余りの種芋を植えていた。
今ではこの畝の霜予防の不織布はこんなに持ち上げられていた。
もう不織布を外さないと中の苗がかわいそう。

そこで不織布を外すと、まずまずの立派な苗が姿を現した。
写真では、発芽率が分からないので、株元を全てチェックしてみた。

植えた芋の数は少ないが、この畝での発芽率は100%だった。

続いて、第2菜園のメインの畝も、チェックしてみた。

第2菜園では大きめの芋は半切、逆さ植え。
小さめの芋はそのまま植えた。

メインの畝は3本あるのだが、この右端の畝には4列種芋を植えていった。

こちらは第1菜園と同じく半切芋を逆さ植えだ。

真ん中の畝では3列に芋を植えることにした。

この畝では半切したいものそのままの芋が半々。

そんな二つの畝は今はこんな感じ。

手前2列の種芋は昨年夏に収穫したもの。

4列に種芋を植えていた畝の不織布を外したのがこちら。

全て芽が出ているように見えるが、実際の発芽率は80%ほどだった。

また、3列に種芋を植えていた畝ではゆったりとして大きな苗が育つと思っていたが、苗の大きさは4列の畝と変わらなかった。
さらに、多くの場所で芽が出ていないのが分かる。

こちらの発芽率は何と70%しかなかった。



芽が出ていなかったところでは、ほとんどが苗がマルチの下に潜り込んでいた。
マルチの穴を広げ苗を引き出すと、復活するかもしれないと思われるものも中にはあった。

この太いもやしのような苗は復活するかもしれない。

しかし、マルチの下に潜り込んでいた苗の多くは復活できそうになかった。

もっと早くマルチから引き出すと助かった苗だろう。

そんな苗がダメになった種芋は腐れているものはなかったが、新たに芽を出す力は残っていないように思われた。

この種芋からは、3本の苗が出ていたが先端は腐っていた。
種芋からは新しい芽は出ていなかった。

そんな発芽がうまくいかなかった場所があまりに多かったので、4月の種芋植えはやったことがないのだが、食用に取り置きしている芋であまり美味しくなさそうな芋を使って追加植えをしておいた。

 取り置きの芋の状態は、日々悪化しているが、特に見かけの悪く食用に向かない芋たち。
種芋として出番ができたので喜んでいるに違いない。


ということで、1月に種芋を植えた畝では、うまくマルチから芽を出さなかった苗が予想より多く、それらの大部分は復活不能だった。
(ただし、第1菜園の畝だけは100%芽が出た理由はよく分からない。)
これまでの種芋植えでは穴を開けて植えていたのだが、今年初めて包丁で切れ目を入れるやり方をとったのがうまく芽を出さなかった原因だろう。
せめて、切れ目を十字に入れれば良かったのかもしれない。

同じ包丁で切れ目を入れるやり方をした、2月や3月の初めに種芋を植え不織布をかけていた畝でも、不織布を外してチェックしてみた。
こちらは2月に種芋を植えた畝

こちらも3割が芽が出ていなかったが、ほとんどが復活しそうだ。

3月の初めに種芋を植えた畝でも、半分近くがまだマルチの外に顔を出していなかった
そんな場所はマルチの切り口を広げて芽を出してやった。

黄色い芽は、マルチの下から引き出したもの。
この時期に芽を出してやれば100%復活するだろう。

マルチに包丁で切れ目を入れて種芋を植えるやり方は、シンプルでいいので、2月3月の種芋植えではこれからも使おうと思っているが、1月に植える時は、十字に切開を入れるか、これまで通り穴を開けるやり方で植え付けた方が良さそうだ。

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