さて、ここは畑の側にある室内の簡易温室。
簡易温室といっても、ビニール袋を被せているだけの自作のシンプルなものだ。
日当りのよい窓辺に置いているので、昼は非常に気温が上がることがあるし、中で蒸れる感じになりそうだ。逆に夜は窓辺なのでビニールを掛けていても結構気温が下がっていると思われる。
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こちらはパオパオ内のミズナ。とても大きく育っている。 |
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こちらは野外に植えているミズナ。 パオパオ内と全く同じ苗を移植したのだが、こんなに育ちが違う。 |
種まきでも同様だろう。
そこで、2月の種まき&芽出しは全て上の写真のような簡易温室の中でおこなった。
1ヶ月以上前に種を撒いたトマトとナスでは、トマトは10日程で芽を出したが、ナスはなかなか芽を出さなかった。
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トマトは何とか使えそうな苗が出来そうだ、 |
そして、種まきからもう30日以上経つというこの時期、ナスがやっと芽を出した。
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昨年失敗したナスなので今年はうまく育ててみたいと思っている。 |
一方、20日前に簡易温室での種まき(ロマネスコ、アーティチョーク、フェンネル、コールラビ、スペインキャベツ)をおこなったポットでは、種をまいて10日目前後で、アーティチョーク以外は全て芽を出していた。
出て来る苗の状態は種類によって様々だ。
最も心配なのはスペインキャベツ「ASA DE CANTARO」
種をまいて20日目の現在、出てきた芽はほとんど“もやし”のようにヒョロヒョロ状態だ。
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果たしてこんなヒョロヒョロ苗から使える苗が出来るのだろうか? こんな自信のない苗になったものは。今後パオパオ内に直接種まきもする予定だ。 とにかく使える苗が数本出来れば、これらの野菜作りの第1関門突破なのだ。 |
フェンネルの方は今のところ問題なさそうに見える。
さて、室内の簡易温室では種まきから20日が経ってようやくアーティチョークが芽を出した。そして次から次に芽を出しつつある。
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育てることをとても楽しみにしているアーティチョーク。 どうやら芽出しはうまくいったようだ。 |
一方、室外に置いた簡易温室でのアーティチョークは、室内のものより10日も早く種をまいていたのに芽を出してきたのは6ポット中今のところ1ポットだけ。
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室外で同じようにビニール袋を被せた簡易温室。 やはり室外は気温が低いのだろう。芽出し状態は今のところ悪い。 |
ま、室内での簡易温室での種まき後の状態は順調なものが多かったが、これですべて順調な苗に育つとは限らないようだ。
実際、現在いくつかのポットにみられるヒョロヒョロな芽は、これから前途多難であることを予感させる。
とにかく、簡易温室で種まきした野菜には今年初めて育てるものが多い。
何とかそれなりに育ててみたいと思っている。