![]() |
枯れた落ち葉では、酸性度は問題ないみたい。 |
そこで、今年の2月、松葉を大量に収穫して黒いポリ袋に入れておいた。
![]() |
こちらは今年2月の写真。 これらは、何年で腐葉土になるか見てみようと思ったのだ。 |
そんな松葉の落ち葉を、1箇所畝の中にも鋤き込んでみた。
鋤き込んだのは、里芋の畝。
もし松葉がしばらく堆肥化しなくても、土が硬くならずに里芋にとっていいのではと考えたのだ。
結果は、極めて悪い芽出し。
そのため、この時期の楽しいはずの里芋の収穫が、今年は寂しいものとなってしまった。
後で調べてみると、若い松葉は酸性度が高く、畑に鋤きこむのには不適。
また、松葉の落ち葉でも、発芽抑制作用があって畑に鋤き込むのは良くなかったようだ。
ところで、ビニール袋で保存していた枯葉の松葉は、10月の台風でビニールが破れて、松葉が辺り一面に散乱していた。
散乱していないビニール袋に残った松葉は、水を含んで黒ずんでいた。
よく見ると、下の方は一部堆肥化していた。
このままもう1〜2年くらい置いていたら、全てが堆肥化したのかもしれないが、松葉を包んでいたビニール袋が破れたのではこれ以上放置は不可能だ。
![]() |
約10ヶ月、このポリバケツで保存していた。 ボカシ肥料の力で、堆肥化が促進されているのではと期待していた。 |
ところが、蓋を開けてびっくり。
![]() |
全く堆肥化された跡がない。 |
上層の乾いた松葉を外してみた。
思惑は全く外れた。
ボカシ肥料も混ぜて堆肥化が進むなんて全く起こらなかった。
ポリバケツの中の乾燥が一番の敗因だろう。
ただ、ビニールで保存していた松葉も、ポリバケツの中の松葉も、以前調べた枯れ松葉がPH=6.9で全く酸性には傾いていなかったのなら、恐らくそれと同じ酸性度だろう。
マルチに使用するのは全く問題ないのではないだろうか?
で、、ビニール袋から散乱した松葉を集め、袋に残った全てを取り出し、またポリバケツの松葉も全て取り出し、菜園側のオリーブなどの木の根元や花壇に撒いてマルチングした。
![]() |
花壇に植えっぱなし球根の発芽が抑制されるとしたら、ちょっと残念。 もう発芽している球根の部分には、松葉を掛けないようにしておいた。 |
しばらくは雑草の発芽を抑え、時間が経って腐葉土化すれば、オリーブなどの木々にとっては全く問題ないはずだ。
ただ、これから植える球根は、松葉をよけて植えることにしよう。
今年もこの時期の松林には、いっぱいの落ち葉があるのだが、この冬の松葉集めはやめにしておくつもりだ。