繁殖実験第3段9ヶ月目。 ミミズ君は8匹のまま。今回も赤ちゃんは見つからず。そこで250個の卵でこの時期の孵化実験を設定。

昨年6月に大人ミミズ8匹を入れて設定した繁殖実験第3段。
ここのところののミミズ君チェックでは、ず〜と8匹のまま。
それでも、先月も妊娠ミミズは居たし。卵も20個程あった。

さて、今回のチェックでは、ミミズ君の赤ちゃんが誕生し小屋のミミズ君の総数は増えているだろうか?

ところが観察小屋の内容をチェックする前に、今回は小屋の周りのショウジョウバエが目についた。

観察小屋を皿に置いた瞬間、底に付いていたショウジョウバエが皿に移った。
ショウジョウバエが多い時は小屋の中の環境悪化に注意が必要だ。

ショウジョウバエの発生は、環境がウェットな時に起こり易い。
ある程度の発生は、彼らが観察小屋の空気穴などから自由に出入り出来るサイズなので仕方ない。
果たして、今回は小屋の中では環境悪化があったのだろうか?

そこで観察小屋の内容が、ウェットになっていないか大皿に広げてみた。

皿の上に移した観察小屋の内容。環境的には全く問題なさそうだ。
芋類がまだかなり残っている感じ。

環境には問題がなく、堆肥も出来ていた。
しかし、餌(サツマイモ)もかなり残っている。

まず、この中から大人ミミズ君を取り出した。
ミミズ君はやはり8匹のままだった。


そのほとんどが十分太り、栄養状態は文句ない。
そして今回もかなりのミミズが妊娠していた。

さて赤ちゃんミミズは居るだろうか?
卵を数えながら探してみた。
ん〜やっぱり赤ちゃんの姿は見えない。

卵は前回のチェックで、少し気合いを入れて探して20個程だった。
今回も少し気合いを入れて探した。今回は40個以上あった。

1カ月で20個程の卵の増加があった。
ということは、8匹の大人で1ヶ月に卵を20個程産んだ計算になる。
やはりこの時期大人ミミズ1匹が月2回は産卵しているようだ。

ということで、卵の増加にも関わらず赤ちゃんは見つからず、繁殖実験第3段8ヶ月目のミミズ君の増加率は0%だ。

ただ、昨年末に300個の卵でおこなった孵化実験では90%以上の孵化率があった。
なぜ繁殖実験の卵で、この時期に孵化が見られないのかが不思議だ。
2ヶ月程の微妙な時期のズレが原因だろうか?

もしかしたら、12月〜1月には孵化率が高くて、2月〜3月には孵化率が落ちるのかもしれない。
そこで、最近収穫した堆肥から新たに250個の卵を選別して卵孵化実験を設定した。
こちらは1ヶ月目と3ヶ月目にしてまた孵化率をチェックしようと思っている。
この孵化実験で来月ある程度の卵が孵化して、繁殖実験の方で来月卵の孵化がないようだったら謎はますます深まるばかりだ。

来月は両方の観察小屋の卵の孵化を楽しみにみてみよう。

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