2019年の菜園&果樹園を振り返って。明日から年末年始旅行。

今年も残り僅かとなり、明日からは年末年始の旅行に出かける。
で、今日は今年1年の我が家の菜園や果樹園を振り返って総ざらいだ。

無農薬の野菜や果樹は、作るのは大変で虫被害も多いが、体にいいし、やはり美味しい!
今年もそれを十分に実感することができた1年だった。

さて、今年はイモ類が大豊作だったのだが、一番感激したのは初めて育てた宇宙芋

こんな宇宙から飛んできた隕石のような宇宙芋。
上手く育つのか不安だったが、大満足な収穫状況だった。

また果樹の中で最も嬉しかったのは、昨年の数倍の収穫量になったオリーブ

この瓶の倍量近い塩漬けを作ったが味は文句なしだった。

それでは、今年育てた野菜や果物を簡単に総ざらいだ。
青シソ:こぼれ種から育った多くの自然発生苗を7〜8本残し、そんな苗から収穫。道路沿いにある苗からは近くのおばあちゃんが喜んで時々葉を摘んでいた。
アスパラ:数年前まで収穫していた多くの苗が枯れ、今年は2年連続で収穫は皆無。土嚢袋に育つ苗と、畝に育つ小さな苗が来年収穫でき始めることを期待しているがどうだろう?
アーティチョーク:今年も蕾を収穫して食べることができたが、量は昨年より少なかった。

ただ、今年は初めて株分けに成功したので、この時期はこれまでで一番多くの苗が育っている。来年は大いに期待できるかもしれない。
イタリアンパセリ:今年は9月にプランターに種を蒔いたものが育ちが悪かったが、この春畝でいっぱい花を咲かせた苗からの落ちたこぼれ種から立派な自然発生苗が出ていたので助かった。今年もこの時期幾つかのプランターと畝の両方で小さな苗が順調に育っている。

こちらは、今年3月の畝の苗。
この苗が大きく育ち花が咲いた後、こぼれ種から今また苗が順調に育っている。
こちらはそんな自然発生苗を今年12月初めに移植したプランター。

イチゴ:昨年秋に3段のコンテナに植えた『とよのかイチゴ』のタワーでは、無事生着したが、思ったように苗が増えなかった。で、収穫は僅か。それでも苗は少しは増え、今ではタワーの下にも苗が広がっている。
イチジク:1月の剪定が良かったようで木は今年も元気だった。
8月後半に続いた雨がたたって、その時期は実が腐れやすく味も甘みが少なく評判が悪かった。カラス予防に今年も釣り糸を使ったが、これは効果があった。10月から実の状態よくなり、数は少なかったが甘くなったものを食べた。
ウコン:育てている3箇所のうち2か所が植え直したためか5月の春ウコンの花が少なかった。そのあとの育ちは順調で、収穫する分には全く問題なかった。特に果樹園の端の場所に育っているウコンは元気がいい。
:小梅は虫(カメムシ)被害が少なかったこともあり、これまでで最高の収穫。大梅は今年は不作だったが、それでも我が家で梅干しを作るには十二分に収穫できた。紫蘇もまずまずで、今年も美味しい梅干しが出来た。
枝豆:今年は2回に分けて時間差で育てた。雑草の被害を予防できてまずまずの収穫だった。今年も穴のないマルチに小さな穴を開けて種を蒔いたのは良かった。防虫ネットを張って、内部には雑草の侵入は少なかったが、畝の外側が高い雑草に覆われ日照不足?味はイマイチだった。
エンツァイ(空芯菜):最終的に3箇所で育てたエンツァイは、十二分に収穫できた。
オクラの畝の外側に植えていったエンツァイも収穫しやすかった。
朝顔のような花が咲いたが、種を収穫するには至らなかった。
7月から9月の終わりまで収穫できたのは嬉しかった。

こちらは9月中旬のエンツァイ。
この時期は葉野菜が少なかったので特に助かった。

エンダイブ:今年初めて育てたが大豊作だった。

イタリアの種袋にはINDIVIAと書かれていた。
これを日本語ではエンダイブと発音するのだろう。
また、DA TAGLIOとも書かれていたが、これは1枚づつ千切って食べる意味らしい。
エンドウ豆:うまく育てれた。
この春は二つの畝と放任栽培の場所で十分量を収穫できた。

グリーンピースの収穫時期には毎日のようにおいしい豆ごはんが食べれた。

前回はノリ網を使わず育てたところは、外側に苗が広がりすぎたので今年はノリ網を使って育てている。

10月中旬に種を蒔いた今年のメインの畝。

オクラ:今年は小さな畝3箇所(1m×2mくらい)に種を蒔いた。7月から10月の終わりまで順調に収穫出来たので上等。

とても長い期間、十二分量の収穫ができて満足だった。

オリーブ:去年はオリーブの実を初収穫できて喜んでいたが、今年はその数倍の収穫があった。

:なぜか今年柿の収穫ができなかった。

カボチャ:育てたのはすべて自家採種種から。
今年もカボチャの収穫は楽しくて仕方がなかった。

ひょうたん型カボチャは大きなものが多く、30cm、4kg超えのこんなカボチャも収穫できた。

長さも35㎝あった。

キクイモ:第2菜園の端の方に少し植えている。畝周囲に雑草のように育つ苗はほとんど引き抜いたたため全体の量は激減。芋は味噌漬けに使用する分だけ収穫。お茶用の葉は5
月中旬に収穫した。

花は9月に収穫した。

芋は山椒の実などと一緒に味噌漬けにした。
キュウリ白い短寸が面白かった。

クコ:苗が急速に広がり周りの畝で迷惑しているようだったので、昨年苗の周りに防草シートを敷き巡らせた。実はまだ収穫していない。

ゴーヤ:今年は竹支柱とノリ網の両方で育ててみたが、ノリ網のほうがうまくいった。

竹支柱でも十分収穫できたが、苗が下に広がってしまった。

ゴボウ:袋栽培、ダストボックスともにうまくいったが、波板栽培や割り竹栽培は失敗。

今年もビニール袋栽培では地面から林立するゴボウを収穫。

ササゲ:6月中旬に種を蒔いて8~9月に収穫できた。

8月の終わりころは、他の野菜たちと一緒にササゲもたくさん収穫できた。

サツマイモ:パープルスウィートロード、紅はるかの2種類をほぼ土嚢袋で育て、ともに上等の出来。

土嚢袋をひっくり返して芋を取り出すのは楽しい。
こちらは我が家で一番人気の紅はるか。

里芋:今年はこれまでで最高の大豊作。『黒軸』、『土垂』、『赤芽大吉』すべてよくできた。

こちらは今年1株から最高収穫量だった赤芽大吉。

たくさんお裾分けもしたが、とても消費が追い付かず、今の時期もたくさんの畑の株が収穫の時を待っている。

これだけ残っていると、次の収穫がやりにくい。

紫蘇:去年のこぼれ種からの自然発生苗を畝に移植。足りない分は今年もオババん家の畑から頂き最高の梅干しができた。そのあとは例年の紫蘇ジュースに代わり紫蘇梅ジュースを作った。

梅を砂糖漬けしたときに出たエキスを紫蘇ジュースに加えた。

ジャガイモ(デストロイヤー):初夏もこの時期も採れ過ぎ。

秋ジャガは木陰に種芋を植えて芽が出たものを畝に移植。
この方法が成功。
移植して約半月、9月の終わりにはまだ弱弱しい苗に見えた。
しかし、12月初めからの収穫は文句なしの大豊作だった

シュンギク:冬にパオパオで育てたシュンギクは春先まで豊作。9月中旬に種まきをした苗は失敗、10月下旬バラ蒔きした種からの苗がもうすぐ収穫できそうだ。
ショウガ:この春は種ショウガの保存ができていなかったので、全ての種ショウガを買って植えた。
かなり工夫して植え付け芽出し率が100%だったのだが、移植後大部分が枯れた。
四角豆:今年も自家採種種から育てた。収穫量は十分に満足。種採りも十二分に出来た。来年も自家採種種で種蒔き予定。

ズッキーニ:今年も種は自家採種種と購入種を混ぜ育てた。
6月は大爆発だった。

今年も色々なズッキーニを育てた。

来年は、下の写真のような新しい品種も加わるはずだ。

長いズッキーニと呼ばれているものは、自家採種種で今年も2個がオブジェになった。

茶色いのは去年の収穫、今年は137cmの長さ記録が出た。

セロリ:3月に種蒔きしたものが失敗し、5月上旬に種をまいた苗を7月の初めに畝に移植した。

秋から冬にかけてそれなりに収穫することができた。

空豆:今年もシンプルにビニール紐で“逆ハの字変法”に枝を固定。アブラムシ被害は防虫ネットで少なかった。まずまずの収穫。

私も大好きな空豆だが、孫の離乳食としても喜ばれた。
今年も今の時期、いい感じで苗が育ちつつある。

ターツァイ:9月の終わりに種蒔きしたが、今年も虫被害が多い。

2年前にトウ立ちした苗から種取をしたものを、今年も使ったので、去年と同様の様相。

去年と同様、交雑のためか二つのタイプが育っている。

ダイコン:今年も大根と聖護院大根を育て、今収穫している最中だ。

タマネギ:イタリアの赤タマネギが10月に蒔いたところからは小さな芽が出てきたので12月上旬に移植した。

果たして、食べれるタマネギの大きさまで育つだろうか?

通常のタマネギの苗は遅ればせながら買った苗を12月中旬畝に植え付けた。

このあと、苗の生着率は若干低く70%程度のようだ。

ダラ:野生種も園芸種も3月中旬に食べる分量だけの収穫ができた。
チンゲンサイ:10月に種を蒔いたものが育った。

防虫ネットの中で育てたが結構虫にはやられた。

ツクネ芋:今年は保存にうまくいった種芋を、ミミズ堆肥の中で芽出しさせそれらを畝に植え付けたので、発芽率はほぼ100%。目標としていた25cmの芋は採れなかったが、20cm超えは6個採れた。

こちらは今日の写真。
年末のこの時期にこれだけのツクネ芋が残っているのは珍しい。

ツワブキ:果樹園に自生しているツワブキは3月中旬から4月の初めにかけて食べる分を数回に分けて収穫。皮むきは大変だが家人の仕事。食べるのは最高!
ディル:今年も自家採種した種で苗を育てたが、ちょっと種まきが遅れた。それでも12月に入ってからは十二分な収穫。

この時期のディル。
まだ小さめだが十分な収穫ができる。
こちらは5月の終わり、花が満開の時期のディル。
もちろん、このあとに種取りも十二分にできた。

トマト:1月に温室に種まきをして4種類のイタリアントマトを育てた。今年は文句なしの収穫ができた。

7月中心に大豊作だった。
こちらは10cmを超えるトマト。

トウモロコシ;今年育てたトウモロコシは3mの高さに。

ねっちりタイプだったが、甘みが少なくやや不評だった。

ナス:温室での種蒔きからも育てたが、買った苗の方が多くの収穫が出来た。
ニラ:プランターにもあったがご近所さんからも苗をいただいて育てている。
ニンジン:足踏み法で今年も豊作。

この時期、上々の収穫状況になっている。

足踏み法は、ニンジンで成功した後、芽出しが悪い野菜の種まきでは定番になっている。
ニンニク:今年も満足な収穫量だった。

秋には種ニンニクを買ったものと自家採取のものを半々で植えている。
白菜:今年最初に種から育てたものは虫にやられたが、3月のトウ立ち菜の収穫のために残している。

最初にまいた種から育った苗は10月の終わり、こんな状態だった。

時間差で育てた第2陣の苗はもうすぐ収穫できそうになっている。だが、12月の鍋のシーズンに間に合わなかったのはちょっと残念。
バジル:種から苗を作り、数個のプランターに育てた。虫被害はやや多かったが今年も食べる分は収穫できた。
ピーマン:昨年育てたイタリアンピーマンは2年目の種のためか、芽出し不良。今年は買った苗で長細いピーマン、通常のピーマンなどを収穫した。ちょうど良い量を長い期間収穫できた。
ビワ;4本の大きな木があるが、今年はまずまずの収穫。
ブロッコリー&茎ブロッコリー:今年は春も秋も苗を買った。収穫量は十分。この時期は側花蕾を中心に収穫中。
フェンネル:3月と9月たくさんの種(自家採種種)を蒔いた。種まきには足踏み法を用いた。茎元を今年も十二分に収穫できている。

こちらは今年3月に収穫していたフェンネルの茎元。

ホウレン草:秋に種を蒔いたものが11月から豊作。足踏み法で種まきしている。
ミカン:ミカン類はレモンが大豊作。温州みかんは実が大きかったがスス病が多かった。今年もほとんどを猿被害が出ないうちに収穫。伊予柑は昨年のような豊作ではないが我が家で食べるには問題ない量。八朔は数は例年通りだが、実の大きさが少し小さめ。晩白柚は実ができている木が昨年と変わったが、全体的にはほぼ同じ数ができている。収穫は1月の終わりころからだろう。

水菜:10月に種を蒔いたものが11月の終わりころから収穫できたが、虫被害が多かった。
ミツバ:自然発生で一部は雑草扱い。食べる分のみ残した。
ミョウガ:丁度良いが、根茎がこれ以上増殖してもらっても困る感じ。

今年は、プランターの下に出てきた芽『ミョウガタケ』も食べてみた。

芽キャベツ:今年は苗を買って育てた。今順調に収穫できている。

モロヘイヤ:自家採種種からプランターに苗を育て、育ちの良い苗を5本を畝に移植。皆立派に育った。種もまた十分量採取している。
モリンガ:6月の初めに種を蒔いて、9月に数回収穫できた。苗を簡易ビニールハウスの中に入れ、冬越し出来るかチェックしている。

ヤーコン:大きく育ったと思ったヤーコンだが、収穫は今のところ少なめ。同じ場所に3年連続で育てたのが悪かったのかもしれない。別の場所に育てた1株が元気で花も付けた。

花を付けた株はまだ収穫していないが、大きな芋が採れるかもしれない。

ヤマモモ:我が家の側の木からお酒に使う分だけ頂いている。

今年は友人の分まで収穫してヤマモモ酒を作った。

ユウガオ:昨年から育てていた棍棒状のウリ科の実がユウガオだということことが分かった。8月にかなりの数を収穫できた。

最大の重さは3㎏、ながさは30cmだった。
冬瓜と同じような味だが、収穫が遅れると味が落ちる。

ラベンダー:プランターで育てている。去年の挿し芽もうまくいき使う分は確保できた。

こんな感じで乾燥させてお茶にしている。

落花生:自家採種種を4月初めの直接畝への種まき。マルチや防鳥用のネットは効果あったのだが、畝の周りの高く伸びた雑草や隣から倒れてきたヤーコンの苗で日陰となったのが悪かったのか、収穫量はイマイチだった。
ラッキョウ:未熟なラッキョウは3月に味噌漬け。本収穫は6月。9月には花芽を味噌漬けにして食べた。

今年はご近所さんから種ラッキョウを少しを分けてもらったので来年は収穫量が増えると思われる。
リーフチコリー(数種類):育てやすい野菜。以前からあるカタルーニャに加えて、去年から育てているプンタレッラも非常に育てやすくて美味しい。花芽も美味しかった。赤く葉が巻くパラロッサは1〜2月に収穫できた。今年はスパドーナという種類の苗も育てた。

手前左手に見えているのがスパドーナ。

ルッコラ&ワイルドルッコラ:9月の終わりに種まきしたものが、どちらも順調に収穫できた。同じ香りだが、別の種類らしい。ルッコラの方が葉が大きく収穫しやすい。

こちらは今年4月のルッコラの花

レタス:秋種蒔きしたロメインレタスは11~12月は毎日のように食べている。食感も良く、虫の付きも少なかった。
レモンバーム:今年も雑草と変わらぬ繁殖力だった。
ローズマリー:挿し芽もうまくいき、使う分は十分収穫できた。

クリスマスの夜の鳥料理にもたっぷりローズマリーが使われていた。

というようなことで、この1年我が家の野菜や果樹にはしっかり元気をもらった。
来年も、また楽しい野菜、果樹作りをやっていこう。

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